複合機メーカーの市場シェアを徹底調査!国内外で人気があるのはどこ?

複合機メーカー

複合機と聞くと、皆さんはどのメーカーをまず思い浮かべますか?

  • キヤノン
  • リコー
  • 富士ゼロックス
  • コニカミノルタ
  • シャープ

上記のどれかを思い浮かべた方がほとんどでしょう。

実は、日本人がメーカーに聞かれて日本製を思い浮かべるのは稀です。 特に”ブランド”とされるもののほとんどを海外メーカーだと思っているほど。

複合機の市場シェアがいかに稀で、国内メーカーがいかに有名かが分かります。

では、実際に複合機メーカーの国内の市場シェアはどうなっているのでしょう。 市場シェアが分かれば複合機のメーカー、機種選びの参考になるはずです。

▶︎目次

1.複合機メーカーの市場シェアランキング【国内】

複合機メーカーとして国内で有名なのは”キヤノン・リコー・富士ゼロックス・コニカミノルタ・シャープ”など。 では、実際に国内の複合機メーカーの市場シェアはどうなっているのかランキング形式で見ていきましょう。

1位:Canon(キヤノン)

堂々の第1位に輝いているのが”Canon(キヤノン)”。

国内シェアのおよそ3割を占めるとされるほど。 「迷ったらとりあえずキヤノン製を」と言われるほどの人気ぶりです。

というのも、キヤノン製はとにかくスペックが平均的より少しだけ上に。

性能・操作・価格とどれも平均的で、誰でも使いやすいのが特徴です。 とりあえずキヤノンを選べば間違いないことから、市場シェアも占めています。

2位:RICHO(リコー)

キヤノンに次いで第2位なのが”RICHO(リコー)”。

国内シェアとしてはおよそ2〜3割を占めているメーカーです。 特に”信頼”という面においては、キヤノンさえ上回るほどの人気ぶり。

実は、官公庁などに多くの顧客を抱えているのもその一因とされます。

トナーなどの交換がしやすく、ガイダンス機能が充実しているなども。 とことん利用者目線で設計されているからこそ、高い人気を集めているのでしょう。

3位:xerox(富士ゼロックス)

1,2位に比べると低くとも、第3位となっているのが”xerox(富士ゼロックス)”。

国内シェアとしてはおよそ2割ほどと、他のメーカーと比較すれば十分に大きいです。 「あなただから買いたい」と言われるほど、販売員の教育が行き届いているのだとか。

全国に拠点が300箇所近くあり、対応が迅速なのもポイントの1つ。

複合機は精密機器なだけに、購入してからのアフターサービスが重要です。 ”呼べばすぐに来てくれる”という安心感からも選ばれているのも納得できます。

2.複合機メーカーの市場シェアランキング【世界】

国内の複合機の市場シェアは”キヤノン・リコー・富士ゼロックス”の3強が占めている状態。 では、海外の複合機の市場シェアはどうなのか、日本メーカーがエントリーできているのか見てみましょう。

1位:HP(ヒューレットパッカード)

堂々の第1位となっているのが”HP(ヒューレットパッカード)”。

海外シェアとしては4割近くを占めるほど、まさに他の追随を許さない勢い。 ヒューレットパッカードはアメリカに本社があり、パソコン関係に力を入れている会社です。

デスクトップからノートパソコン、モニターに至るまでオフィスで使っている方も多いのでは?

性能の高さに比べて、他のメーカーよりも価格が安いので大量に導入しやすいという特徴が。 パソコンなどで普段から目にしていることから、複合機としても自然と選ばれているのでしょう。

2位:Canon(キヤノン)

世界でも人気なのが第2位となっている”Canon(キヤノン)”。

海外シェアとしては、国内の市場シェアとあまり変わらない2割ほど。 複合機だけでなく、カメラ関係や医療機器など幅広い事業を展開しています。

まず間違いなく日本を代表する機器メーカー、ブランドと言って過言ではないでしょう。

日本製ならではの精度と耐久性が高く評価され、精密機器に関しては世界1位にも。 「キヤノンなら安心」と思われているからこそ、世界シェアの多くを占められている訳です。

3位:Epson(エプソン)

上位1,2に次いで、第3位として外せないのが”Epson(エプソン)”。

海外シェアとしてはキヤノンとあまり変わらない2割弱ほどとされています。 実は、エプソンは長野県に本社のある、日本の精密機器メーカーの1つ。

日本では主に”家庭用プリンター”として、なぜか海外メーカーという印象が。

国内ではあまり複合機は広まっていませんが、海外シェアとしては人気なのです。 今後はキヤノンやリコーと同様に、国内の市場シェアでも伸びていくことでしょう。

3.まとめ

今回は、複合機メーカーの市場シェアについてまとめてみました。

国内の市場シェアとしては以下の3つが。

  1. キヤノン
  2. リコー
  3. 富士ゼロックス

海外の市場シェアとしては以下の3つが。

  1. ヒューレットパッカード
  2. キヤノン
  3. エプソン

上記から分かる通り、国内外にかかわらず複合機の市場シェアは日本が占めていることに。 特に、キヤノンは国内外の市場シェアでも常にトップ3に入るほど人気を集めています。

というのも、キヤノンなど国内の複合機メーカーは”精度”と”耐久性”に定評が。 海外において精密機器は「日本製を選んでおけば安心」と言われるほど信頼されているのです。

つまり、複合機を選ぶのなら、キヤノンを始めとした国内のメーカーから選ぶのがおすすめということ。

ぜひ紹介した内容を参考にし、複合機のメーカーや機種を選ぶときの参考にしてみてください。

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